未来ガジェットコンパクトディスク2号収録曲 |
阿保作編曲 | 楽曲解説 |
Promise -piano- |
アニメ版ではPromiseという曲を一番始めに作りました。
この曲はそのピアノ版になります。サントラの2枚化に伴い、
都合上こちらのピアノ曲が先にBD2巻特典CDへ収録となりました。
岡部にとってのまゆりの存在を象徴しつつ、穏やかで安堵感を出すよう心がけました。
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Confrontation with fear |
サウンドコンセプトは「恐怖」です。
目に見えない恐怖より、目に見えている恐怖や動揺、というイメージです。
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Experiment |
Experimentとは実験という意味で、物語前半部の実験や
解説シーンのイメージで作りました。
淡々と説明していく様子なども想像して作りました。
この曲は3バージョンのミックスを作りました。
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Tajitaji |
私が手掛けた曲で唯一ローマ字的な物ですが(G-BACKは除外…)、
その名の通りタジタジになっているオカリン、のイメージです。
かなりコミカルさを意識して作りました。
場面の切り替えにもタイミング良く合うよう展開を意識して作っています。
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Adrenaline |
興奮や高揚していく心情の曲です。
落ち着き無く、頭の中であれこれ考え、それにより更に興奮していく様子です。
こういった曲を作るのは大好きで、あっという間に曲がイメージ出来た気がします。
また、割と古いフレーズサンプリングをバイオリン等で生演奏化しています。
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Gate of steiner -piano- |
ゲーム版でのメインテーマGATE OF STEINERのピアノソロです。
DVD/BDのメニュー画面の曲にも使って頂けてます。
このピアノは完全生演奏です。目の前でピアニストの方が間違えずに演奏してくれるのは
もう感動の嵐でした。グランドピアノの質感がとても心地いいです。
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Disquiet |
不安や動揺、そういったダークな心情の曲です。
風のような、共鳴のような不安をかき立てる音など色々変わった音を入れています。
割とアンビエント物でもあるので、アニメでは「いつの間にか流れていた」系の曲です。
アニメの最初の方ではBGMが少なめでしたが、第1話から使って頂けている曲でもあります。
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Tender affection |
ほのぼのした様子や会話など、落ち着いた雰囲気のシーン用の曲です。
弦楽器やアコースティックギターの生演奏が心地いいです。
ピアノは私のインチキ演奏をそのまま使っています。
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Silence eyes |
張りつめた空気。ハッキング中に知ってしまった事実や、緊張感のあるシーンの曲です。
既に危険な領域へ入ってしまっている事を実感させるシーンをイメージしました。
この曲はオカルト要素も強めに出してみました。
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No joke! |
コミカルシーン向けの曲です。
この曲を作曲時はもう少し賑やかでゲーム的な曲でしたが、
アニメ向けにシンプルな構成に編曲しました。
生フルートの響きが良い感じのコミカルを出していると思います。
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@Channel |
曲名の通り、@チャンネルの曲です。主にジョンタイター絡みのイメージです。
電脳空間を利用したやり取りや、素性不明だけども人間味もあるような
ネットワークをイメージしています。
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Operation G-BACK |
フェイリス杯のBGMです。
この曲、確かアニメでは1回位の演奏で、しかも短時間だったような…
実はこんなに熱い曲を作っていたのでした、というサントラで分かる事実です。
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Lab-members |
ラボの日常をイメージした曲です。
前半ののんびりしたラボの生活感を曲にしてみました。
この曲は色々なミックスを編曲して用意しました。
微妙にテンポが違ったり、演奏される楽器が違ったりと、
その違いで若干表情も変わる曲でもあります。
特に生演奏してもらったベースラインがとてもお気に入りです。
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未来ガジェットコンパクトディスク8号収録曲 |
阿保作編曲 | 楽曲解説 |
Promise |
アニメ版シュタインズゲートの音楽を作曲する際に、一番始めに作った曲です。
割と前半の和やかな雰囲気がイメージで、まゆりのテーマ的に作りました。
アニメ版として自分が作った曲の中で一番平和な曲かも知れません。
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August 13 -Explanation- |
この曲は原作ゲームのBGM「Explanation」を元に作りました。
Explanationは私的にシュタインズゲートの核となる曲の1つと認識しているので、
是非取り入れたかったアレンジでもありました。まさに念願叶ったという具合です。
アレンジスタイルもゲーム本編と同じニュアンスで作っています。
この無機質で淡々と刻むミニマム的なフレーズの繰り返しは、とても気に入ってます。
チクタク言っているハイハットは時計をイメージしています。
キーとなる8月13日、タイムリープして苦悩する岡部のループにも通じる物が
あるかなと思っています。
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Warmth of days -Promise- |
Promiseのアレンジです。
とにかく暖かさや安心感、そういった幸せに満ちた様子をイメージしています。
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Butterfly effect |
蝶がヒラヒラと飛んでいるけれど、今にも力尽きそうな儚さをイメージしています。
基本的に3拍子ですが、他の拍子のフレーズも混ざって来て混沌としつつ、
どこかカルト的な要素が出ればいいなと思いつつ作っていました。
お勧めは色々加わって行くパートを意識して聴く感じでしょうか。
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Timeleap |
金属的であり、冷淡であり、無機質。そういった要素がイメージです。
状況を音楽で語るように作ってみました。
この曲は別バージョンも作ってます。
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One of selection -Gate of steiner- |
テーマであるGATE OF STEINERのアレンジになります。
各キャラクター別の音色で演奏するような感じになっていたかと思います。
バリエーションとしては、アコースティックギター、エレクトリックピアノ、
オルゴールの3種です。
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Gate of steiner |
テーマ曲であるGATE OF STEINERそのものです。
ゲーム版の音楽を基にし、ピアノやストリングス、ギター等生楽器を織り込んでいます。
スタジオで収録中は制作中や本編の物語を思い出しつつ、とても感慨深いものがありました。
BGM自体もこの曲から作ったので、全てはここから始まりました。
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Believe Me |
ピアノソロ、生演奏です。
収録中はピアニストさんが奏でる音を、目を閉じてウットリと聴き入っていました。
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Christina I |
新たに作った紅莉栖のテーマになります。
まゆりのテーマとは違い、大人びていて、少し切なく、女性的な要素を持たせた曲として
作ってみました。Butterfly effectでもこの紅莉栖のフレーズを組み込んでいます。
物語後半で重みを帯びて来る曲になればいいなと思って演奏しました。
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Christina II |
Christina Iに甘い感じを取り入れ、徐々に盛り上がって行く感情的な物をイメージしました。
秘めた心情を独白するかのように、声に出していく様子を曲にしてみました。
そして盛り上がった後にやってくる一瞬の静寂にもかなり深い意味を持たせています。
その意味はアニメ本編で確認して頂けたらと思います。
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My alley |
サブタイトルは「いつもの路地」です。
ニュートラルであり、日常的で主張しないけれど世界観は持っている、
そんな曲として作りました。
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Run away! |
大きなアクション、逃走シーンをイメージして作りました。
この曲、かなり初期に作っていたりします。
生ギターも入り、比較的派手に仕上がりました。
24杪からの盛り上げて行く部分が結構気に入っていたりします。
が、Operation G-BACK同様にアニメ本編では殆ど流れなかったかと思います。
という事で併せてサントラでじっくり聴いて下さいませ。
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