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本日PS3版も発売となりました! 本編とのセットのダブルパックもありますので、こちらも宜しくお願い致します。 (本編の解説はこちらのページ) 2012/11/22 Takeshi Abo. CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu!(以下LCC)、気がつけば3/25の発売から1ヶ月が経過していました。 本作はCHAOS;HEAD NOAHの続編?に当たる物ですが、物語の雰囲気はNOAHと比べて タイトル名からも分かる通りの変化球です。世界観は同じですので、その後の 話を知りたい方にはお勧めの1本かと思います。 後日談という事もあり、新規楽曲は少なめですが追加BGM/SEの方を担当させて頂きました。 空いた時間を使って追加BGMの解説の方を簡単にしてみたいと思います。 4/28 解説掲載:シンクロしようよ-LCCmix- 4/30 解説掲載:Image world 5/06 解説掲載:Erin-fray Orgel 5/07 解説掲載:An enchanting 5/10 解説掲載:Pure 5/10 解説掲載:Pure -pop- 5/10 解説掲載:For ghost 5/13 解説掲載:The uniting with limit 5/13 解説掲載:Wake up 5/13 解説掲載:Into dream again 5/13 解説掲載:Into dream again -Piano- 2010/04/28 Takeshi Abo.
まずは先行して1曲、タイトル画面やWEBで演奏される曲で、 主題歌となる「シンクロしようよ」のインスト版です。 CHAOS;HEAD らぶChu☆Chu! Official Siteにアクセスした後、突然音が出て ギャフンとなった方も多いかと思います。あの曲です。 アレンジするに当たって、メロディーラインとコード進行はそのまま使いますが、 その他は完全に独立して作ってみました。 方向性はラブコメの明るい雰囲気で、楽しい気分になるような感じです。 特徴としては、デチューンされたPSGを始めとしたシンプルなデジタル音色でしょうか。 デチューンPSGと言っても馴染みが無いかと思いますが、ゲームボーイの音と いうと比較的分かりやすいでしょうか?単純な矩形波なのですが、それのピッチを 微妙にずらして重ねてあげる事で、独特の音色となります。 なんでそんな事・音色を使うのか?と問われましたら・・・趣味です! 私は古い人間なので初代グラディウス等をゲーセンで聴いてズギューンと 心臓を貫かれたとでも言いましょうか、この音の響きが脳裏に焼き付いています。 その後ファミコンやパソコンゲーム(PC88mkIISR、X1、X68k、PC98を始めとしたほぼ全機種) で作られたデジタルサウンドの虜になるのですが、その根本的な興味の元がこのPSGです。 綺麗で格好いい音がプリセットでシンセ等に入っている今日、古き良き時代を 懐古するわけではないですが、良い物は良い!という事で導入してみました。 音色的には全てREASONで作っていますが、制御はPSG別々3音をシミュレートしてます。 そんな事しないでも出せる音でしょうけど、別々に作る事に意義がありました。 ・・・と、曲ではそんな意義は全く空振りしている部分あるでしょうけど。
LCCでの日常に起こる何気ない様子をまとめたBGMです。 日常の曲は特にシーンを指定をしない漠然としたイメージにしてみました。 それは、有る意味平和な普通の渋谷の街並みだったり、 その人々の生活感だったり、拓巳が見聞きする学園生活だったり。 それらの中の「生」の要素を多くイメージしています。 リアルであり、アンリアルでもある、そんなImage worldです。 曲の方ですが、イントロのピアノとエレピのフレーズをまず作りまして、 それをサビに出来るような楽曲構成を考えて作って行きました。 Phaserは普段使わないのですが、それによって結構シンセシンセする雰囲気になるので 非現実音として入れてみました。Phaserは使っていなくても音色のパラメータの方で Phase効果を出していたりします。ベースの方は勢いの「思いつき演奏」で入れてます。 こういった一定のリズムで引っ張って行く曲はこの方法がとても効率的です。 2:00からの思いつき演奏的なリードフレーズも結構気に入っていたりします。 という事で、お気に入り曲を解説最初に持ってきました。
LCCでの新キャラクター、エリンのテーマでもあり、 日常でのドタバタのテーマでもある曲です。 Chaos;Head本編では血なまぐささも漂う程のスプラッターな衝撃展開ですが、 LCCの方は完全ラブコメ、ドタバタギャグ!との事で明るいポップな曲を作りました。 何となく頭の中で「うる星やつら」がチラホラ見え隠れしていたので、 その辺のイメージも若干混入したかも知れません。 SFとラブコメが混在する「うる星」、もの凄く好きだったりします。 (映画版は色々な意見があると思いますが、私は好みです。) っと、余談が開花しそうになったので話を元に戻しまして… 今回も例外無くREASONのみの音源ですが、デジタルな音色を多用しています。 エリン自体デジタルな存在だと思うので、その辺も意識して作りました。 こういった曲も作るのが楽しいです。 曲の作り方としては最初に基本となるベースのフレーズを作りまして、 裏打ちのClavを入れてからリズム隊を試行錯誤しながら入れました。 そこまで出来ると頭の中で前奏として勝手に構築され、その後の展開も ズラズラっと浮かんで来るので勢いでメモ程度のフレーズを入力しておいて、 バッキング、シンセパッドを入力。メモ程度のメロディーを再度演奏し直し、 シーケンス的な細かい音を入れて…と繰り返すと自動的に完成となります。 音色制作も同時に行ったりもします。今回聴いて欲しい音色としては、 曲最後に入って来るウネりがあるシンセパッドでしょうか。 1分46杪辺りからフワワンフワワンと入って来る音色です。 音色の特徴を生かした音域・フレーズも存在すると思うので、 その音色による印象から来るフレーズ作りも結構あるかも知れません。 逆にそれを意識しすぎると同じようなフレーズばかりになってしまうので、 バリエーションや発想の転換、御法度コードやフレーズも考えつつ作ります。 BGM制作の要の1つに制作スピードもあるので、その辺のバランスも重要視してます。
Enchantingとは魅了する、魔法のように心を奪われるという意味でして、 LCCでの各キャラクターの魅力の虜になるシーンのBGMとして作りました。 Chaos;Headではお馴染みの妄想シーンのBGMです。あんな事やこんな事や? 曲の方はスローテンポの16beat。FM音源的にいうPMDではなくAMD的なE.Pianoの コードとベースラインから作って行きました。久々のこういう曲を作りました。 SAXの音色は癖が強過ぎるので使いどころが限定され、汎用的な意味のあるBGMでは 滅多に使っていません。最近使ったのはLucian Bee'sくらいでしょうか。 間奏部分が特に妖しくなっています。その後のピアノは割とジャズ的な感じ? 曲だけ聴くと推理物の捜索シーンのような、謎解き要素があるBGMですが、 上手く本編に合った曲として演奏されていたかどうか気になる所です。 パーカッションは独特の雰囲気が作れたかなと思っています。
純粋ならぶらぶのBGMとして作りました。 Pure -pop-というBGMもありますが、こちらのしっとり版を先に作っています。 完全ピアノソロにしようかと思いましたが、例によって妄想的な物語でもあるので 少しフワフワしたような感じを出す意味でシンセ音色を加えています。 伴奏的なパートもピアノからエレクトリックピアノでの演奏に変更しています。 完全なピアノ版も別MIX的に出来ていますが、本作では収録されていません。
前述の「Pure」のpopなバージョンで、後にアレンジして作った曲です。 原曲を崩さないよう気をつけつつアレンジしていきました。 基本となる曲が出来ているので、まず最初にパーカッションを加えてみて そこからくる印象からベースを加え、旋律を新たに演奏し直して…という流れで作りました。 アレンジは簡単と思われがちですが、私の場合基となるデータは殆ど使わず、 耳コピや雰囲気で演奏し直しをしています。 なので労力的には新曲作成とそんなに大差なかったりします。 ちなみにこの曲はBGMリクエストには無く、アレンジしたかったので作った後に この曲も出来れば使って下さい…と御願いして本編へ収録となりました。
日常のまったりシーンのBGMとして作りました。 ややJazzyな雰囲気を持たせ、3連符で作って行きました。 基本的にはエレピ+ピアノのスタイルで、柔らかな耳辺りのいい音色を選んでいます。 スパイス的なアクセントとしてSAXの音色を使い、全体の雰囲気を均一に仕上げています。 そうする事でまったり感を出して、長く演奏されても耳に刺さらないBGMとして 演出効果を出してくれるかなと期待してます。こういった曲も作るのは楽しいです。
星来エンドの専用曲です。 ダークで、明るい要素は全く無しの雰囲気になるよう作りました。 作りながら先のイメージが色々出来て来たので、完成したら5分を越える 長い曲になってしまいました。最初そのロングバージョンを提出しましたが、 予想通り(?)長過ぎるとの事でショートバージョンへと編曲しました。 ショートバージョンもミックスを変えたりして3種類作りました。 演奏時間3:20のα、3:12のβ、2:48のγバージョンです。 本編ではγが使われたと思いましたが、合ってますか? 余談ですが、曲名の最初の単語が母音から始まっていた場合、 高確立で「The」を付けてしまいます。発音が好きなのです。 The end of〜とか、THE-Oとか。
少しハッピーなエピローグ、として作りました。 今までの柵から解放され、ゆったりとした暖かな時間が流れるイメージです。 最近サビ後半部分でサイン波をいじった音色に深くディレイを掛けて ソロフレーズを演奏させる事が好きです。別に最近と限った事では無いのですが…。 他の音色はデジタルな物ではなく、割と実在の音色を選んでいます。 拓巳が見る世界の区切りでもあります。 そう言えば久々にフレットレスベースの音色を使ったかも知れません。 この音色、REASONのSubtractorによる音色です。 という事でサンプリングではなく計算による物理音源の音色です。
こちらもエピローグの曲ですが、切なさを前面に出しています。 暗いバッドエンドまで行かず、寂しさが残る1つの終わりというイメージです。 曲は基本的にピアノにより進行していきます。 それに幾つかのシンセが加わり、ストリングス等も加わり、 そして終焉に向けて再びピアノ主体となり、収束していく構成です。
そして上記エピローグ曲のピアノソロ版です。 元々ソロで演奏出来る様に意識して作った曲ですので、 シンセ等のピアノ以外のパートをミュートする事で自動的にピアノソロが出来上がります。 後はテンポ調整で抑揚を付け、ピアノの強弱を若干修正してあっという間に完成です。 以上がLCC用に新規作成したBGMです。 Chaos;Head、Chaos;Head Noahでの追加曲と、元々のBGMもあるので、 BGM自体のバリエーションはかなり豊富になっていると思います。 聴いて頂ける皆様のお気に入り曲として記憶に残って頂けたなら幸せです。 | |||||||||||
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