■富士登山■ 富士宮口からアタック |
2007/07/29 162,825km |
7合目へ向けて頑張っていると待ちわびていた光を全身に浴びました。 肌寒かった気温ですが一瞬にして暖かさを感じました。太陽って凄い! そしてモノトーンだった雲にも立体感が出てきて、これぞ富士山という 風景を徐々に形成してきます。辛いけど、ここにきて自然に励まされた気がしました。 こまめに休憩とれば大丈夫なんじゃないかという気になってきました。 行けそうです! |
しっかりを周りが見えるようになると不思議と余裕も出てきます。 呼吸はゼイゼイ言っていますが、先ほどの辛さが軽減しているのを実感。 徐々に気圧慣れしてきたようです。若干頭痛ありますが、回復傾向。 写真を撮る余裕も出てきました。今回持参したデジカメはDimageZ5。 乾電池4本なのでそれなりの重さです。しかも予備電池4本持参。 ヘッドライトにも乾電池2本。予備マグライトも持参で意外と重量増? 飲み物は500mlペットボトルで2本持参です。カッパも重い! っと、画像は巨大溶岩ゾーン。1歩1歩の段差が大きいので疲れますが、 その分確実に山頂へ近づいているのは確かな事。頑張ります。 |
7合目に到着です。雲の中にたまに入りますが、徐々に雲海が見えてきました。 もう少し上がれば完全に雲の上の世界に入れる状態。太陽に照らされた雲がまぶしい! |
こちらは見え隠れしている雲海。雲はかなり多めですね。 |
これは…8合目でしょうか…。 写真撮るとどうも息を止め気味にしてしまう癖があるので 撮影が非常に疲れるので枚数少なめです。 上を見上げると雪が見えました。そしてたくさんの登山者も。 団体で来ている登山者も多く、日本だけでなく世界から登りに来ています。 そのため山小屋は大混雑。2人パーティーなので上手く休憩場所を選びます。 |
視界が晴れると次の山小屋がちらりと見え隠れするので、 それを目標に登って行く事が出来ます。逆に下を見ると少し前まで休憩していた山小屋が。 今回休憩用のお菓子は入念に選抜し、1週間程前に購入しておきました。 その選ばれし名菓はプッカ(ノーマルチョコ版)とアルフォート(こちらもノーマル版)。 前者は溶けても大丈夫な手軽なチョコスナック。お値段もリーズナボーでお気に入りです。 アルフォートは私が昔から好きなビスケット+チョコのお菓子。こちらもいくつか味が 出ていますがノーマルチョコ版を選択。間違ってビター味なんて買ってしまうと、 山登りではあまり美味しく感じられないのを以前身を以て発見したのでした…。 |
9合目の山小屋が見えてきました。付近には結構大量の雪が残っています。 この辺の標高になると空気中の酸素も少なくなり、何気ない動作で疲労します。 休憩でしゃがんだり、座り込むと立ち上がるのに通常の数倍の体力を使うので、 うまく休憩しなくてはいけません。辛くなった場合は5分程休憩すればかなり 回復するので自分達に合わせたペースで登るのが鉄則ですね。 |
富士宮口は今年の春大規模な雪崩が発生したのが記憶に新しいです。 そのため、富士スカイラインも通行止めとなっていました。 その雪崩で山小屋が丸ごと流されたりと結構な損害があったようです。 画像は鳥居でしょうね。柱だけ残して残骸は跡形もないです。 柱に刺さっているのはお金。しかもグニャリと殆どが曲がっています。 雪崩の凄まじさを物語っています。 |
そして9合目に到着しました!標高3460メートル地点です。 この辺では常に雲海も見えていて、天気も良好でした。 富士山特有の強風もなく、比較的穏やかな天候で助かりました。 |
萬年雪山荘という名のごとく、脇には氷河のような残雪です。 この画像だけ見ると季節が全く分かりませんね。気温は恐らく12度位かと思います。 |
雪は遠くから見ると大した量に見えないのですが、間近で見るとその厚さに驚きます。 2メートル以上はありますね。こんなのが流れてきたらひとたまりもありません。 |
疲れたらふと振り返るとこの景色。景色を見ながら小休憩を繰り返します。 大体5分ごとに少しの休憩を入れていたかも知れません。心臓の鼓動が早いです。 |
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